さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

相手に伝わる言葉

ほそやんです。

 

買う時に自分のトラウマをさらけ出すようで

恥ずかしいタイトルの本って結構あります。

この本もそうで手に取るかどうか悩んだのですが

中身をぱらぱらみると自分にとって有益な本だと

思えたので買いました。

 

べ、別に頭がいい人って思われたいわけじゃないんだからね。

内容はタイトルとは少し違っていて

頭のいい人に見られるためにどのように取り繕うか、

ではなくてどのようにすれば相手に伝わる言葉を

吐き出せるか、という内容です。

もう少しいいタイトルつければよかったのに。

 

この本の何がすごいって300Pの内容を

付録として付いている一枚の紙にまとめていること。

しかもそれで内容を網羅している。

内容がなくてぺらぺらだから1枚にまとまるのではなくて

大事なことをがしっかりとまとめられていて

それを言語化できているということだと思います。

 

話すたびに頭がよくなるシートというのがそれなんですが

その一条目が私に刺さりました。

「とにかく反応するな!」

 

私は相手の話していることの先を考えてしまい、

かつ、相手の言葉にたいする反論が先に出てきてしまいます。

なので相手の話を聞く姿勢よりも自分の言いたいことを

どれだけ早く言えるかということをよくやってしまいます。

討論番組などで、相手の話をろくに聞かず、話の腰を折り、

自分の言いたいことを大きな声で話し続ける人を見て

子供だなぁって思う癖に、です・・・

 

この本ではとにかくすぐに反応するな、沈黙を恐れるな、

しっかりと相手の言いたいことを理解しようとして、

そのうえでさらに相手に話をさせろ、と説きます。

 

こどもの頃から染みついてるものなのでなかなかできないですが、

すくなくともやってみる努力はしてみようと思いました。

 

ここに少しリンクするのですが、話相手が敵対関係にある場合、

その相手やその相手の発する言葉を敵とみなして

打ち破ってやろう、とする癖が私には確かにあります。

 

そんな私に対して第4条がこれまた刺さります。

「人と闘うな、課題と闘え」

そうなんですよねぇ・・・

わかっちゃいるんですがなかなか言語化できず

自分の課題が明確になっていなかったように思います。

 

人との会話において、自分のことをはなさすぎるのもだめですが

基本的には自分の話はあまりしなくていいんだとおもいます。

そんな時には

何をしたんですか(過去の行動)

どんな状況だったんですか(状況の深堀)

その状況でどうしたんですか(行動の深堀)

その結果どうなったんですか(成果結果の深堀)

今後仮にこうなったらどうします(仮定の状況の行動)

この5つの過程をこなせば話ができます。

 

人にどう思われるかは当たり前ですが自分が決めることではなく

まわりの人が決めることです。

なのでこのタイトルとこの表紙だと頭がいい人と思われたい人の

ための薄っぺらい本とおもわれがちですが

決してそんなことはないです。

 

頭がいい悪いではなく、人とコミュニケーションをとるにあたり

どう考えればいいのかを教えてくれる本です。

かえすがえすタイトルもったいないなぁ。

 

じゃ、また。