さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

指導者としてのサインの出し方

おはようございます。

ほそやんです。

 

うちには1歳半の息子がいるんですが

最近ものを投げる癖がひどくなってきています。

昨日も台所で悲鳴が聞こえたので慌てていったら

ガラスの耐熱ボウルを投げて割ってました。

ものを投げるたびに「あかんで」と言うのですが

彼はブチ切れモードに突入します。

こうなった原因はわかっているんです。

ものがつかめるようになりだした頃に

ボールのおもちゃをたまたまぽーんと投げたのを

ぼくがとてもほめたことです。

 

おーボールが投げられるってすごいやんって

思ってすごいほめただけではなく

見本を見せたうえで繰り返しやらせては

なんどもほめたので、彼にとっては

「物を投げる=ほめられる正しいこと」

という方程式ができてしまったんだと思います。

 

なのでガラスボウルを投げてもそれは正しい事であり

それをとがめられたら怒るのももっともです。

「ぼくは正しいことしてるのになんで怒んねん!!」

投げたことではなく、ガラスが割れないようにしないと

ダメなことを教えてあげないとあかんなぁと

深く深く反省しています。

 

飼っている犬にも似たようなことをぼくはしています。

その犬がまだ小さいころすごくおとなしい犬だったのですが

たまたま鳩を追いかけたことで見えた野生の本能が

うれしくて思わずほめてしまいました。

「鳩を追いかけるとほめられる」という

間違ったサインを出してしまい、いまだに

鳥を見ると異常に興奮しながら吠え掛かります。

 

ぼくとしては子供がものを投げるという新しいことが

できるようになったことをほめてあげたかったのですが

彼からすると投げることをほめられたと思ったわけです。

ぼくとしては犬らしい本能をほめてあげたかったのですが

彼女(?彼犬?)からすると吠え掛かることをほめられた

と思ったわけです。

 

最初に間違ったサインをだしてしまうと

そのサイン自体は小さなものであったとしても

時間がたつにつれてどんどんおおきな間違いに

なっていくもんだなぁと実感してます。

 

こどもにはものを投げるとそのもの自体や

投げたものが人にあたって痛い思いをさせる

ことがあるからそれはしちゃいけないことなんだって

新しいサインを出していこうと思いますが

またこれが間違ったサインになることも

あるんでしょうねぇ・・・

 

そんなことを考えているときに金子信也さんという

元バスケット選手でいまは飲食店を経営されている方が

こんなことをおっしゃっているのを聞いて

サインの出し方って難しいなぁとさらに頭を抱えています。

 

「結果を褒めたり怒ったりする指導者ってたくさんいるんですよ。

そういうチームってみんな監督の顔色をみて

仕事をするので強くないです。

勝ったらお前のお陰、負けたらお前のせいっていうのは

チームを作るうえで一番邪魔なことなので

ぼくは絶対に監督の顔色を見させないというところが

大事だと思いますね」

 

ついつい結果に対してものを言いたくなりますが

たしかにその通りだなぁと思います。

結果ではなくその過程について

褒めてあげたり叱ってあげたりして

サインを出してあげないとだめだなぁと思います。

自分自身を振り返ってみると確かに

結果に対してのサインよりも過程に対してのサインの

方が素直に受け入れられることができたように思います。 

 

こどもに親の顔色をみさせるようなことがないように

気を付けていきたいと思います。

 

じゃ、また!!

読んで面白かったら星マークを押していただくか

ほかの人にもシェアしもらえると嬉しいです。

毎週月曜日11時半ごろ更新を目指していきますので

読者登録も併せてお願いします。