人の性質や能力を見抜くための基準~論語~
おはようございます。
ほそやんです。
逆らわない部下を作る方便のように
ぼくはずっと思ってきました。
子、いわく、うんたらかんたらと続く文章は
孔子さんとその弟子の間で繰り広げられる
自意識の高さをこじらせたかのようなやり取りが
どうも好きになれませんでした。
漢文の教科書に出てきた数話の話と
思い込みだけで決めつけるのもよくない
と思い、改めて解説書を読んでみました。
思っていたよりは参考になることも
あったのでその内容を紹介します。
「人の能力と性質を見抜く方法とは
まずその人の行いをよく視ること、
次にその人の行いの動機や原因をよく観ること、
そして行動の後その結果をどう思っているか
を察すればよい。」
馬鹿でやっているのか馬鹿なふりをしているだけなのか
よくわからない人っています。
そういう人にその結果をどう思っているのか
探りを入れられればたしかにどっちなのかわかります。
人が信用できる人なのかどうかや、
どこまで深い考えがある人なのかは
この基準で考えると判断がつきやすくなります。
「自身を省みる基準とは
①勉強と学問が滞っているのではないか?
②道徳が身につかなくなっているのではないか?
③正しいことを聞いても
実践できていないのではないか?
④よくないことに気づいているにもかかわらず
改められていないのではないか?
の4つである。」
絶えず新しい知識の獲得ができているかは
問い続けないと世間から置き去りにされてしまいます。
順調な時ほどいろんな理由をつけてさぼりがちで
気が付くとえらい退化してしまっていることが
あるので本当に注意が必要です。
そして③と④は言行一致ができているかどうかです。
これもやらなあかんやらなあかんと思いつつ
さぼってしまう自分を強く戒めるいい基準だと思います。
古いネタですが植木等のいう
「わかっちゃいるけどやめられない」ってやつです。
「友とすべき人とは
正直な人(直)
誠実な人(諒)
物知りな人(多聞)であって
友とすべきでない人とは
責任をとらず体裁ばかりを気にする人(便辟)
こびへつらうだけの人(善柔)
口先だけの人(弁佞)である。」
当り前っちゃ当たり前のことですが、
自分の友達にこの条件を当てはめて
付き合うべきかどうかなんて考えようと
するとちょっと息が詰まりそうです。
自分の友達に当てはめる基準ではなく
自分が友達と思っている人にっとって
自分が友になりえるか
という目線でこの条件を読むと
たしかにいい基準だと思います。
いつだって自分が友(仲間)と思っている人には
正直で誠実で話題豊富でありたいとぼくは思います。
「目上の人と話すときは
①先にずけずけと言わない(躁)そう
②話しかけられたら返事をする(隠)いん
③相手の顔色を見てものを言う(瞽)こ」
③をやっていたらなにもものを言わせてくれない
目上の人もいると思うのですが
そういう場合はどうしたらいいんだろうと
ぼくは思ってしまいました。
ものを言うためには
まず顔色をよくするために
どうすればいいのかっていうことまでも
考えなさいということなんでしょうね。
②はむかしからぼくが意識していることです。
声をかけられたらすぐに「はい」と返事して
「にこ」という笑顔を作って
「ぴょん」と立ち上がりなさい、
まとめて「はいにこぴょん」と教わりました。
たしかにこれは有効です。
気になったところをピックアップしてみました。
参考になるものがあればいいと思います。
論語シリーズはあと2回ぐらい続くと思います。
じゃ、また!!
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