さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

優れた人になるために考えるべき9つのこと~論語~

おはようございます。

ほそやんです。

 

論語の続きです。

前回の分はこちらから

k-hosoyan.hatenablog.com

 

孔子の似顔絵イラスト

「大人は

天命を畏れ

徳のある先輩を畏れ

昔からの成人の言葉を畏れる。

小人は

天命を知ろうとせず

徳のある先輩に無礼で

古いものは無視するものである。」

 

上司に逆らわない部下作りには定評のある

論語らしい内容でぼくはこの内容には

あまり同意しきれません。

 

要するに上司が言うことが天命で

それに従え、先輩に逆らうな

年寄りの言葉に従えってことです。

馬鹿かあほかと思いますが、

上司や年寄りの中にはこういう風に

思っている人が少なからずいるって

いうことを知っておくことは

大事だと思って取り上げました。

逆さにとって従う振りだけしておく

のも一つの方法ですよね。

 

ちなみに「大人」とは「おとな」のことではなく

「たいじん」、優れた人って意味です。

「小人」は「こびと」ではなく「しょうじん」です。

 

「君子がいつも思うこととは

①ものを見るときはしっかりと (視思明)

②聞くときは正しくはっきりと (聴思聡)

③顔つきは穏やかに      (色思温)

④容貌は慎み深く上品に    (貌思恭)

⑤言葉は誠実に        (言思忠)

⑥仕事をするときは注意深く  (事思敬)

⑦疑問があるときは人に聞く  (疑思問)

⑧腹が立つ時は後の面倒を考える(忿思難)

⑨利益を目の前にしたときは

 それが道理にかなうか考える(見得思義)

である。」

 

一転、これは同意どころが大いに納得できます。

合点ボタンが目の前にあるのなら押しまくりたいです。

耳が痛いこともたくさんありますが・・・

 

ぼくは・・・

途中で見るのをやめて早合点してしまいます。

人の話を聞いているときに論点のずれた話だと

感じたり、こいつあほやって思ってしまうと

最後まで人の話を聞かずに遮ってしまいます・・・

おっさんっていうだけで不機嫌そうに見えるのに

ついついしかめっ面してるときがあります。

言葉もついついうかつな言い方をしてしまいます。

仕事も雑な仕事をしてしまいます。

疑問があっても恥ずかしい思いをしないかと

聞くのを後回しにしてしまいます。

後先考えずに堪忍袋の緒がすぐに切れます。

あかん人間ですね、ぼく。

 

ただ、最後のやつだけは守れていると思います。

いろんな誘惑を受けて道理に合わない利益を

得ている人をたくさん見てきましたが

道理に反する利益は得たことがないこと

これだけは自信を持って言えます。

 

ぼくは君子になんかなれない凡人ではありますが

君子になろうとすることは大事だと思います。

この9つの項目に少しでも近づけるように

努力していきたいと思います。

 

「仁とはなにか?そして仁があるとどうなるのか?

①恭・・・自分を慎んでおごらなければ人に侮られない

②寛・・・人におおらかでいると人望を得られる

③信・・・信義を守れば人から頼られる

④敏・・・すぐに実行すれば業績が上がる

⑤恵・・・恵み深いと人が付いてきてくれて

     やりたいことができるようになる」

 

これもどうなのかなぁと少し思います。

 

理想としてはこうあってほしいと思いますが

慎ましい人をみたらたかれるだけたかろうとしたり

恵み深い人をみたら利用するだけ利用しようとする

ひどい人って結構たくさんいます。

イカーって言われる人たちですよね。

慎ましいだけ恵み深いだけじゃだめだと思います。

 

おおらかな人に人望が詰まる、

信義を守れば信頼される、

すぐに仕事をすれば業績が上がる、

この3つは確かにそうだと思います。

 

孔子らしい理想社会はこうあって欲しい

っていう内容ですね。

でも実際にはそうじゃないっすよね。

 

「頑張っている人が報われる社会でありたい」

とぼくはよく言うのですが、反対に言うと

頑張っている人が報われない社会や組織が

たくさんあってそんな希望は理想主義にすぎない

と思っているっていうことです。

なので孔子の理想主義に浸りたくなる

気持ちはよくわかります・・・

理想に浸るのではなく理想と現実の乖離を

少しでも近づける努力はしていきたいと思います。

 

じゃ、また!!

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