さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

検察官や裁判官のエリート意識

おはようございます。

ほそやんです。

 

三匹の子ぶたってお話があります。

 

狼に襲われそうになった三匹の子ぶたの兄弟が

力を合わせて狼に逆襲するお話です。

もっとシンプルに要約すると殺狼(?)を犯した

三びきの豚に正当防衛は成立するか?というお話です。

身もふたもないと言われるとその通りです・・・

 

少し話を遠回りさせます。

12人の怒れる男」という映画があるように

アメリカでは陪審員という一般人が裁判官の

役目をする制度があります。 

十二人の怒れる男(字幕版)

十二人の怒れる男(字幕版)

  • メディア: Prime Video
 

法律の解釈を法律の専門家だけでやっていると

ねじ曲がってしまうことがあるので

一般人の感覚を裁判結果に反映させる

ためのアメリカらしい制度です。

 

日本はながらくこの制度がなく、

まれに民意からかけ離れた判決に

批判がありました。

飲酒運転で人をひき殺してしまった

事件なんかが典型です。

そこで不十分ながら裁判員制度という

ものが日本にも取り入れられました。

 

その時に作られたのが三匹の子豚のはなしを

モチーフにした「昔話法廷」です。


昔話法廷 「三匹のこぶた」裁判 2015.8.10

 なかなか面白いので見たことないー

って人はぜひ一度見てみてください。

裁判員制度ってこんなものって紹介するための

ものですが、それだけではない考えさせられる

ものが確かにある映像です。

 

この裁判員制度ですが、裁判官からすると

専門職である自分たちの庭に素人が入ってきた、と

受け止める人も多いようであまり受けが良くないようです。

 

ここ最近、裁判員が下した判決を

2審で覆すのが頻発しています。

裁判員制度は重大事件の1審目だけに

導入されており2審目、3審目は

従来通りの裁判官のみの裁判となります。

maidonanews.jp

 

裁判官や検察官の人たちは司法試験に受かった人の

中でも特にエリート意識の高い人たちです。

この人たちが法曹界という専門性の高い限られた

自分たちの世界をほかの門外漢のだれかに

入ってこられたり、影響力をもたれたりするのは

とにかく嫌がるっていうのは当たり前です。

 

こういう事情を踏まえてみると

なんかいろいろ見え方が変わってくるものも

あるなぁと思います。

 

じゃ、また!!

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