さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

危機に落ちりやすいリーダーの5つの性質

おはようございます。

ほそやんです。

 

孫子の兵法」5回目です。

1回目はこちらから。

k-hosoyan.hatenablog.com

リーダーのイラスト(男性)

将軍にとっての5つの危機というのも

孫子は書いています。

①勇敢すぎるな

②生き延びることばかり考えるな

③すぐ怒るな

④プライドを持ちすぎるな

⑤部下を愛しすぎるな

 

めっちゃ大雑把にまとめると

過ぎたるは及ばざるがごとしって

ことで片付いていまいますね。

それもあんまりなのでひとつずつ

詳しく見ていきましょう。

 

勇敢すぎると決死の覚悟を持ってしまい

戦死しやすいのでよくないと言います。

軍隊の中でそういう役割を果たす人も

必要ですがトップが常に一番槍を取る

っていうのも確かに違います。

部下に任せる器量も必要です。 

 

生き延びることばかりを考えると

捕虜になってしまい

思わぬ屈辱を味わうこととなります。

ましてや生き延びることしかない

上司に部下がついていくとは

思えませんしねぇ。

問題が起こっても誰かのせいにして

必死に自分は悪くないアピールする

上司を見ると冷めちゃいますよね。

 

カッとなりやすくせっかちな人は

安い挑発に乗って失敗します。

ぼくにとって耳が痛い内容です。

戦いはトリックと言い切る孫子

とって挑発に乗りやすい人って

相手しやすいタイプの人だと思います。

怒ったときは怒りを5秒我慢する癖を

つけないていきたいと思います。

 

清廉潔白で気位の高い人は

敵に恥辱されやすいです。

清濁併せ呑むといいますが、

あまりにも潔白すぎるのも

問題です。

完璧主義すぎて周りがついてこれない

なんかもこの部類に入ると思います。

もちろん、ぐだぐだのだれだれが

いいわけではありません。

そもそもそんな人はリーダーに

なるべきですらないです。

 

兵を愛しすぎるなっていうのは

孫子っぽいなぁと。

戦争だと部下を殺さないと

ダメな時も当然にあります。

小説の登場人物にやさしい司馬遼太郎

珍しく嫌悪感をにじませて描いた

日露戦争時の乃木希典はやりすぎだとしても

死者0で終わる戦争なんてなかなかないです。

部下を愛する必要はありますが

愛しすぎて部下を失うことを

恐れすぎていては目的を果たすことが

できない場面は必ずあります。

リーダーたるもの部下に死んでくれって

言えるある意味の冷酷さと

死んでくれと言われて四の五の言わず

それにこたえてくれる部下を持てることは

必要な資質であると思います。

 

反対に名将と呼ぶための条件として

次のようなことを挙げています。

 

名将とは破格な恩賞で兵を励ましたり

異例の命令を下して兵を服従させ、

まるで一人で大軍を動かすように

指揮するべきである。

命令するときは理由を説明せず、

利益のみを考えて動くようにし

不安要素をあらかじめ教えては

いけない。

 

戦争のような緊急事態の場合は

これでいいと思いますが、

平時の時にはそぐわない

内容かと思います。

少なくともぼくは上司にこれを

やられたら絶対に嫌です。

 

高い給料とパワハラで部下を支配し

あれやれこれ考えずに

お前たちはがむしゃらにやれ、

利益あげろと一方的に迫るのは

ブラック企業の典型です。

たしかに急成長する会社って

こういうところが多いですが、

こんな会社で働きたいです?

名将の条件というより

組織を急拡大させるための

条件と言うべき内容です。

 

まぁ、これも戦争を目の前にしてきた

孫子の兵法らしいと言えるかと思います。

 

じゃ、また!!

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