上司のために働きたいと思ったお話
おはようございます。
ほそやんです。
大学生のころ、コンビニで
バイトをしていました。
新しくオープンしたお店だったので
店長さんも脱サラしたて、
バイトメンバーも全員初めて
という状況でした。
店長さんは以前に営業職を
されていた方で、数字の管理と
人の扱い方がうまい人でした。
以前にも少し書きましたが、
人に仕事を任せることがうまい人で
こいつは使えるなって思うと
どんどん仕事を任せてくれました。
できたばかりのお店でそうせざるを
得なかったという側面も
あったのかもしれませんが。
そして、一番うまいなぁと思ったのが
バイト間の序列づくりでした。
バイトの中で序列がわかるように
扱うのがうまく、またその序列の
近いところの人同士で争わせる
ように仕向けるのが絶妙でした。
お前はすごい、よくやってるって
ほめてくれる反面、
あいつはここがすごいって
人をほめることで自分の足らない
ことを教えてくれる人でした。
ただ、こういうことをして悪い方向に
いくと足の引っ張り合いだとか
バイト間同士でいざこざが起こる
場合があります。
実際ありました。
足を引っ張るようなことをされて
頭にきたのでバックヤードで
徹底的に問い詰めました。
どっかで店長にその話がもれたらしく
ぼくは店長にさとされました。
「おまえが正しいのはわかる。
でも相手にも言い分があるねん。
お前みたいに逃げ道なくして
問い詰めたら恨みをかって
どっかでお前が損するで。」
ぼくはどちらかというと
口が立つほうだったので、
それまで相手を言い負かせることで
自分のやりたいことを
やってきたタイプでした。
その時初めてそれだけじゃ
だめだってことを教えてもらいました。
いまでも、正しいことを言えばいいと
思ってしまいがちなのはあまり
直っていないのですが・・・
今のぼくよりも当時の店長は
若かったのですが、今思えば
人の本質を見抜く力に長けた人でした。
おかげでそれまで自分にっとって
長所だと思っていたことが
短所であることを教えてもら
ことができました。
あともうひとつ、ぼくが楽しくバイト
することができた理由があります。
できたばっかのお店だったので
最初は売上があまり上がりません。
あそこにコンビニがあるんだって
ことが認知されるにつれて少しずつ
売上が上がっていきます。
ぼくが働いていたような
ロードサイド型のお店は特にそうです。
店長はぼくにその売り上げと来店者数が
上がっていく様子を見せてくれました。
そして、この数字まで伸ばしたいんだ、
その根拠はここにあるんだって
ことを丁寧に教えてくれました。
根拠を教えてくれるので納得もできるし
納得できるから頑張ることもできました。
そして、この数字を達成したら時給あげる
と約束してくれて実際にあげてくれました。
時給が上がったことよりも、
当時のぼくは一生懸命説明してくれた店長との
約束が果たせたことがうれしかったです。
目標とその根拠をみんなで共有し、
それに向かってみんなで進んでいくことは
おおきなモチベーションとなることを
その時に教えてもらいました。
ひとそれぞれ動機は様々ではあると思いますが
ぼくの仕事の原点はこのコンビニにあります。
仕事を任せてもらえる喜び、
ライバルを作るドキドキ感、
人を教える難しさ、
だれかを問い詰めるときのルール、
目標をクリアする達成感、
チームとして連携する楽しさ、
仕事をする上で大事ないろんなことを
学ばせてもらうことができました。
人としてはかなり癖のある
部類に入る店長さんでしたが
ほんとうにありがたい上司でした。
お金なんかどうでもよかったです。
大学よりよっぽど楽しかったです。
仕事って上司次第だなぁと思います。
みなさんがいい上司に巡り合い
そして
みなさんがいい上司になれれば
仕事ってつらいものじゃなく
楽しいものにもっともっと
なっていくんだと思います。
じゃ、また！！
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