さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

若手の成長のために失敗をにこやかに受け入れる

おはようございます。

ほそやんです。

 

以前に若手社員に物心ついたときの

阪神の監督って誰?って聞いたら

星野監督って返ってきて

のけぞったことがあります。

つい、最近やん・・・と。

ぼくは吉田監督です。

野球の監督・コーチのイラスト

88年の阪神優勝をぎりぎり

覚えていますが、

その後阪神は暗黒時代に

突入していきます。

当時、弱いチームが

もうひとつありました。

ヤクルトです。

当時の監督は関根潤三さん。

昨日、お亡くなりになられました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

ヤクルトも阪神も弱かったんですが

雰囲気は全然違いました。

吉田監督、村山監督という

いかにも暗そうな監督の阪神

見ているだけでも辛気臭い雰囲気が

ぷんぷんしていたのですが、

関根監督はいつもニコニコしていて

池山選手や広沢選手のような

明るい選手がのびのび野球している

のがわかるのがヤクルトでした。

 

住んでる地域柄、阪神ファンでしたが

どう見ても、魅力的なのはヤクルトでした。

どっちも弱かったですけどね。

池山選手がぶんぶん振り回しているのを

見るだけでもすかっとしました。

なにより三振する池山選手を

にこやかに見つめる関根監督が

いい絵なんですよね。

 

どっちもチームの成績はいまいちですが

パッとしない選手ばかりの阪神に対して

ヤクルトは生きのいい若手選手が

どんどん出てきていました。

数年後には明らかにヤクルトは

強くなると確信できる状態でした。

 

若手が成長する方法として

上司として部下の失敗を受け入れる

ということの大事さを感じました。

 

関根さんは広島でコーチをしていた時に

門限を守らなかった選手を怒るどころか、

帰ってくるまでバットを持って待っていた

というエピソードがある人です。

 

これぐらい腹をくくって

若手と向き合い

その失敗にとことん付き合わないと

心を開いてくれないんでしょうね。

 

ただ、ヤクルトが強くなったのは

関根監督の後を継いだ野村監督の時代に

なってからでした。

若手の成長を促すためには

関根監督みたいな人が適任ですが

チームとして機能するためには

野村監督みたいな人が必要なの

だと思います。

 

野村監督も先日亡くなられましたね。

関根監督が育てた選手を使う

野村監督率いるヤクルトは

本当に嫌なぐらい強かったです。

何もしてないのに次に何をしてくるのか

戦々恐々としてしまい、

飲まれて自滅していまう

阪神が情けなくて情けなくて・・・

 

そのあと、野村監督が阪神の監督を

されてもうまくいかなかったことを

考えると、ヤクルト時代のその前の

関根監督の存在が大きかったんだろう

と思います。

 

若手を育てるためには失敗を受け入れる

ことって大事だと思います。

ただ、それだけでは一人前にはならない

ということをこの時代のヤクルトを見て

つよく思い、いまでもぼくの考え方の中で

大事な部分を占めています。

 

ぼくが子供のころに見た楽しいプロ野球

1ページを関根監督が間違いなく占めています。

ありがとうございました。

ご冥福をお祈りいたします。

 

じゃ、また!!

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