さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

若手社員の素朴な疑問に困ったときに読む本

おはようございます。

ほそやんです。

 

以前いた会社で初めて新入社員を部下として

預かることとなったときにすごく不安でした。

 

何が不安だったかというと新入社員に

「なんでこんなに残業しないと

だめなんですか?」

と聞かれたときに返す言葉が見つからないことでした。

今となってはだいぶ改善されましたが

その当時業界そのものもブラックな業界で、

当然その会社も長時間残業は当たり前という風潮でした。

 

かと言ってその当時のぼくは

残業しなくていい時はしなくていいよ、

と言えるだけの実力も根性も持ち合わせて

いなかったので最終的に

「そういう会社やねん」とか

「それが社会っちゅうもんやねん」とかいった

新入社員だったころのぼくが言われたら幻滅する

ような言葉で返すしかなかったのが怖くて怖くて。

 

こんな類のことって結構あります。

「風邪ひいたので休んでいいですか」とか

「恰好なんてなんでもいいですよね」とか

「こんな単純作業って意味あるんすか」とか

おっさんなら何となくやらないといけないなぁ

とわかることでも、若手社員に対して

理路整然と説明しづらいことってありませんか?

 

そんな新入社員に怯えるおっさんに読んでほしい、

もしくはそういう疑問をもっている若手社員に

読んでほしい本があります。

作者の田端氏はNTTデータからリクルートへ移り

R25」というフリーペーパーを創刊した後、

ライブドア、LINE、ZOZOを渡り歩いた45歳の

エリートおっさんです。

 

書いている内容自体は当たり前のことも多いのですが

その考え方を田端氏なりに解説してくれています。

例えばこんな感じです。

 

「一人で飛び込み営業に行ってきなさい」と

言われたら「意味がない」と思う人もいるでしょう。

確かにそうかもしれないけれど、実は新人にとって

飛び込み営業はすごいチャンスです。

 

一人で行く飛び込み営業は創意工夫と仮説検証と

実験の宝庫でこんなに面白いことはありません。

ほとんどの人が手を抜いている単純な仕事にこそ

チャンスは眠っています。

上司の期待値を超えてやれば、それが君の

オリジナリティになる。

 

何のために仕事をしているのかを考えてすれば

人より頭一つ抜けることができます。

 

実際、ぼくの下にいた部下でも

飛び込み営業へ行ってこいって外にだしたら

日に日に真っ黒になっていくやつもいれば

いつまでたっても色白のままのやつもいました。

色白のままのやつになんで飛び込み営業に行くべきなのか、

ちゃんと説明をしていたつもりでしたが、

それがあなた自身のためになるという観点からの

話し方が不十分だったとこれを読んで反省をしました。

 

田端氏は若手サラリーマンに向けて書いた本と

書いていますが、たぶんこれはおっさんが先に

読んでそのうえで若手サラリーマンに読ませる

本だと思います。

 

こんな説教くさい本を自ら読むような若手社員なら

この本を読む必要はあまりないような気がします。

日に日に真っ黒になっていくやつは

この本を読まなくてもちゃんとできるし、

色白のまんまのやつがこんなエリートおっさんの

本を自ら手に取ることはないと思います。

 

やっぱりこの本は

「おっさんが若手社員

のために読む本」

だと思います。

 

じゃ、また!!

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