さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

右寄り左寄りのお話

おはようございます。

ほそやんです。

 

国政にせよ地方にせよ選挙に行くっていうことは

当たり前のことだと私は思っていますが

案外そう思っていない人もたくさんいらっしゃいます。

もったいないなぁっと思うのですが、

興味がわかない一つの原因に政治というものが

わかりにくいっていうことがあるんだと思います。

 

日本でいえば保守、右派が自民党

革新、左派が共産党立憲民主党と言われますが、

実際に憲法を革新しようとしているのが自民党

新しいことをやろうとするのに反対するのが共産党だったり

するので保守や革新のレッテルがずれてしまって

混乱してわかりにくくなっています。

 

そんなずれがなんで生じてしまっているのか、

っていうことを日本の政治だけでなく

世界の主要国の政治も含めて

わかりやすく書いてくれている本があります。 

 著者の茂木誠さんは駿台予備校の講師をされていますが

地政学という世界各国の置かれている国土の状況によって

その国がどういう風に考えるのかということをわかりやすく

解説されている方です。

以前にポッドキャストのこの番組で地政学の話をされているのを

聞いて一気に引き込まれました。

とくに11月24日の「なぜ中国は今海に進出しようとするのか」は

是非一度聞いてほしいです。

www.joqr.co.jp

 

この本ではマトリックスで政治立場を

わかりやすく説明してくれています。

縦軸に「グローバリズム」と「ナショナリズム

横軸に「平等」と「自由」を取ることで

たとえばアメリカの民主党は「グローバリズム」「平等」

共和党は「ナショナリズム」「自由」

イギリスの労働党は「ナショナリズム」「平等」

保守党は「グローバリズム」「自由」

と捉えるとわかりやすいです。

 

日本の場合この分類方法は自民党のなかの派閥の違いに

当てはめることができます。

宏池会とか清和会とか経世会っていうやつです。

しかし、政党の違いにこの分類方法を当てはまることが

できないことが日本の政治をわかりにくくしていて

それゆえ、多くの人から政治が敬遠される原因です。

 

そういうわかりにくさをこの本はわかりやすく説明してくれています。

政治なんてよくわからないっていう人でも

簡単に読める内容なので、世界情勢をつかむためにも

是非一度読んでみてください。

 

この本の中で爆笑してしまった一文を紹介しておきます。

「国内では官僚を吊し上げ「コンクリートから人へ」

事業仕分け」などとパフォーマンスに走り、公共事業を削り

緊縮財政に走る一方で、消費増税を決定するなど、

経済を復活させないためにあらゆる手段を取りました。」

どこの国のどこの政党の話なのは読んで確かめてください。

 

じゃ、また!!

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