さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

不幸を避けるための方法

おはようございます。

ほそやんです。

 

アリストテレスがこう言ったそうです。

「賢人が目指すべきは

幸福を手に入れることではなく

不幸を避けることだ。」

 

幸福をつかめるかどうかは運しだいだけれど

不幸になるかならないかは選択できる

という考えのようです。

「嫌われる勇気」のアドラー心理学とは

少し違った考え方ですが

これもまた一つの考え方だと思います。

 

我々が知らず知らずに選択してしまっている

不幸を避けるためにどうすればいいのか

それを教えてくれる本がこの本です。

 作者はスイスで生まれスイス航空の最高経営責任者

務めた後、作家に転身された方です。

物事を考えるときにこういう風にしたら

失敗しないよってことを

52の項目にわたって紹介してくれています。

 

例えば・・・

〇どんな理由でもいい、理由があれば人は安心する

〇決断は決断疲れをしていない朝にするべき

〇「時間」と「労力」をかけたときは「結果」だけを見よう

〇金銭的な理由で行っているわけではないことに

 金銭を介在させると進んで物事を行おうとする意欲を減退させる

〇失う悲しみは得る喜びの二倍強く感じる

〇人を雇う時は自分より優秀な人を採用しよう

〇たくさんの課題があったとしても

 どのように対処するかが明確であれば

 進行中の課題におしつぶされることはない

〇何かに対して強い確信を持っているときほど

 自分の考えには批判的でいよう。

〇スピード狂の方が安全運転に見えたり、

 万引きが多いのは小さなお店に見えたりする

 数字のトリックを知っておこう。

〇自分の過ちを直視しないでいいように無意識のうちに

 自分の記憶を書き換えていることに気づこう。

〇実現できた目標ではなく実現できなかった目標を

 チェックすればその会社や人の本当の力が見えてくる。

〇情報より情報源の方が早く記憶から消える

〇最低限の情報で生活する方が決断の質は上昇する。

〇物事は多くの要因が重なった結果として起きるものであり

 起きた出来事の責任を負わせる「いけにえ探し」は

 権力を行使するための手段でありばかげたことである。

〇私たちは後悔することが怖い。

 

ぼくがこの本を読んでなるほどなぁって

思った項目をあげてみました。

学者さんが行った実験や身近なたとえ話を

使いながら、わかりやすく解説されています。

無茶苦茶びっくりするようなことは書かれていませんが

それゆえ、読んで腹落ちもしますし、すぐに使えそうな

ことがたくさん含まれています。

 

なんかうまくいかないなぁとか

ちょっと自分をかえてみたいなぁとか

人からだまされやすいなぁとか

そんなことを感じている人に

ぜひ読んでもらいたい本でした。

 

特にアンケートとか統計とかの取り方って

本当に大事だと思います。

一見数字で示されると正しそうに見えて

しまうだけに、人をだましやすいです。

結論ありきで捻じ曲げた

そういった類のものを意図的にせよ

たんなる無知が原因にせよ出す人たちって

本当に危険な人たちだと思います。

そういう人たちに騙されないためにも

読む価値があると思います。

 

タイトルの通り「かっこよく賢く考える」

ためのちょっとしたツールになると思います。

 

じゃ、また!!

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