さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

共有で所有している土地の売却について

おはようございます。

ほそやんです。


map / tamburix

 不動産っていろんな理由で売却されます。

お金が必要になった。

企業が事業転換した移転した。

離婚や転勤で家が不要になった。

区画整理で資産価値が上がった。

加齢で農地の維持ができなくなった。

ほんといろいろあります。

 

区画整理は補足説明がいると

思いますので説明します。

多数の人が所有する一団の

広い田んぼや農地、山なんかを

いったんひとまとめにして

そこに道路やライフラインを整備

して宅地化して再分配することを

区画整理と言います。

 

新しいきれいな街並みができるので

新しい家を探している人にも

人口増加が見込める市町村にも

資産価値が上がる地主さんにも

メリットがある制度です。

 

ですが、地主さんには

デメリットもあります。

今まで道に接していないため

資産価値が低かった土地が

区画整理によって資産価値が

大きく上がります。

これによって固定資産税も

上がってしまうのです。

なので、税金からのがれるために

売却されることも多いです。

 

上に挙げた理由も売却理由として

多いのですが、やはり一番多いのは相続です。

親が住んでいた空き家だとか

親が耕していた農地だとか

あと、意外と多いのが駐車場や借家で

十分収益としてあがっているのに

兄弟で分配するためお金に変える

パターンです。

 

相続人の全員が必ずしも関係良好

なわけでもなく、またそれぞれに

事情がある場合があります。

その土地に思い入れがあって

売りたくない人もいれば、

すぐに現金化したい人もいます。

 

こういう場合は本当に難しいです。

二人とか三人ぐらいの相続人であれば

まだ収拾がつきますが、

五人を超えると意見を集約することは

難しくなっていきます。

 

もちろん話し合いでまとまればいいのですが、

弁護士さんなどに相談される方も多いです。

一応、民法では相続の際の取り分に

関して取り決めがありますが

(波平さんが亡くなったらふねさんが

1/2サザエ、カツオ、ワカメが1/6

みたいな感じでおおよそ決まってます。)

感情論になっている場合も多々あります

のでなかなか単純ではありません。

 

お金なら簡単に分けられますが

不動産の場合1/6に割ると

言われても正直頭抱えます。

面積で土地や建物の1/6だけ

持っていくっていうわけにもいきません。

その土地の道路に面している所か?

北側か南側か?

ますますもめる要素が出てきます。

かと言って持ち分だけで売買しても

次の購入者はその不動産を自由に

使えないため価値は低くなってしまいます。

 

ぼくが在籍していた会社でも

戸建て分譲用地として仕入れていたため

基本的に相続された土地の持ち分は

売買の対象とはなりませんでした。

多くの不動産者の取り扱いも同じです。

 

ただ、例外的に持ち分だけでも売買の

対象とする業者さんもあります。

どうしても相続の際に持ち分として

持つしかなかったような場合、

すぐにあきらめるのではなく、

弁護士さんに相談したり

こういった不動産業者さんに

相談してみたりするといいかと思います。

他の持ち分所有者さんに相談することなく

売却できる場合もありますよ。

 

不動産屋さんと一口に言っても

得意不得意があります。

それぞれ得意とする分野の不動産屋さんに

相談することがベストです。

 

じゃ、また!!

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