さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

上司として失格かどうかの基準~マネジメント⑧~

おはようございます。

ほそやんです。

 

ドラッガーのマネジメント、8回目です。

飽きてきましたよね・・・

もう少しお付き合いください。

ほんといいこといっぱい書いてあるんですってば。

 一回目はこちらから

 

k-hosoyan.hatenablog.com

 

マネジメントはなぜ必要なのでしょうか?

 

複数の人間が協力して意思疎通させつつ

多様な課題を同時に遂行する必要がある

ときにマネジメントは必要とされる。

マネジメントを欠くとき、組織は管理不能

なり計画は実行に移せなくなります。

 

最悪な場合、計画の各部分がそれぞれ

勝手な時に勝手な速度で勝手な目標と目的

の下に遂行されるようになります。

ボスに気に入られることが成果を上げる

ことよりも重要になってしまいます。

 

たとえ製品が優れ従業員が有能かつ献身的

であっても、マネジメントという骨格を

持たない限り失敗を重ね停滞し

坂を下り始めてしまうのです。

 

ではマネジメントする人、マネージャーの

仕事とはどういったものなのでしょうか?

①投入した資源よりもより大きなものを生み出す

生産体を創造すること。資源、特に人的資源の

あらゆる強みを発揮させなければならない。

②あらゆる決定と行動において直ちに必要な

ものと遠い将来に必要とされるものを

それぞれにとって必要な犠牲を最小限と

なるように調和させていく。

 

この二つを行うために

①目標を設定し

②組織を作り

③動機づけとコミュニケーションを図り

④評価測定し

⑤人材を開発する

という5つのことをしなければなりません。

 

この五つをこなすためにマネージャーに

求められる資質は

何が正しいかだけを考え

誰が正しいかを考えない

「真摯さ」です。

 

マネージャーとして「真摯さ」が

欠如している例として

強みより弱みに目を向ける者

組織の精神を低下させてしまいます。

何が正しいかではなく誰が正しいかに

 目を向ける者

仕事よりも人を重視するのは堕落以外の

何物でもありません。

真摯さよりも頭の良さを重視する者

人として真摯であることは

教育で身に着けることはできません。

部下に脅威を感じる者

人として弱すぎると言わざるをえません。

自らの仕事に高い基準を設定しない者

仕事に対する侮りを生んでしまいます。

 

真摯さに欠けていては組織は破綻します。

組織にとってもっとも重要な資源である

人間を破壊してしまうからです。

 

マネージャーとして必要な資質が

「真摯さ」であるとして、

組織が正しい方向に進むためには

組織に属する人すべてが共通の

目標にむかなければなりません。

 

そのために、共通の目標を向くことを

阻害する4つの要因を知っておく

必要があります。

技能の細分化

技能そのものが目的となってしまい

目標を見失ってしまう人がいる。

組織の階級化

上司と部下で見方が変わってしまう。

階層の分離

階層ごとにものの見方があまりにも

違いすぎて会話にならないことがある。

報酬の意味付け

報酬システムによって正しい方向づけ

されたとしても一方で、ある人には

間違った方向づけも必ずされてしまっている。

 

これらを防ぐためにコミュニケーションが

必要となります。

目標管理を通じて様々な人が同じ事柄を

違ったように見ていることを知ることが

できるのがコミュニケーションです。

見方を合わせることは必ずしも必要では

ありませんが、少なくとも立場を理解

することには大きな意味があります。

 

コミュニケーションとは

①知覚であり

②期待であり

③要求であり

④情報ではない

ものです。

 

コミュニケーションを成立させるのは

受け手であるため

受け手の知覚能力範囲内であるかどうか

を考えて行わなければなりません。(知覚)

人は期待しないものには反発をするため

受け手が受け取ってくれるのは期待している

ものだけです。(期待)

コミュニケーションとは受け手に対して

何かを要求するものです。(要求)

 

情報とは記号であるため人間的な属性が

除去されているほうが良質であると言えますが

情報の受け手が記号の意味を知らなければ

受け取ることすらできません。

コミュニケーションにとって必要なものは

知覚であって情報ではないのです。

(情報ではない)

 

このことを知っていれば目標を

組織全体で共有できるように

なっていくはずです。

 

 

今回の話は本来2回に分けるべき内容を

1回に詰め込んだので論点がぼやけて

しまっているかもしれません。

今回の話をぶっちゃけてまとめると

マネージャーとして真摯さをもって

受け手が受け取りやすいコミュニケーション

をしながら共通の目標に向かって

今と将来のバラランスをとりながら

投資した資本以上のリターンを得られる

ようにしていかなければならない、

ということです。

 

こうやって書くと陳腐になりますが

書かれていることはドキドキするような

ことがいっぱいあったと思います。

真摯さを持って生きていきたいですね。

 

じゃ、また!!

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