部下が働いてくれないと思ったときの解決法~マネジメント⑤~
おはようございます。
ほそやんです。
ドラッガーのマネジメント5回目です。
中身が濃すぎて吐きそうです。
でもいいことがいっぱい書かれて
いるんですよね。
今日も頑張っていきましょう!
1回目はこちらから
k-hosoyan.hatenablog.com
人間がどう仕事に向き合っていくか
って大きな問題です。
楽しく働くけど仕事が非生産的だと
失敗ですし、反対に
仕事は生産的だけど楽しく働けない
のも失敗です。
そのため、仕事と労働の両方を
マネジメントしていく必要があります。
仕事とは課題であるため、論理が通用し、
分析と管理の対象となります。
労働とは人の活動であり
人の本性であるため
論理ではなく力学と言えます。
そこに仕事と労働が似て非なるもので
ある理由があります。
まず、労働とは5つの次元があります。
①生理的次元
人は機械ではないため、一つの動作を
ひたすらこなすと疲弊してしまいます。
そのため、仕事は均一に設計しなければ
ならないですが、
労働は多様性を持たせる必要があります。
②心理的次元
人にとって働くことは
呪いであると同時に祝福でもあります。
自らを定義し、自らの価値を測り、
自らの人間性を知るための手段です。
③社会的次元
働くことが人と社会をつなぐ絆の
役割を果たします。
④経済的次元
労働は生計の資です。
⑤政治的次元
組織内で働くということは権力関係が
伴い、誰かが職務を設計し、組み立て
割り当てるということを行います。
かつてマルクスは
仕事の生産性を上げるためには
④の経済的次元が
大事でほかは補完的なものであると
唱えました。これに対し
20世紀初頭の学者メイヨーは
②の心理的次元と
③の社会的次元が大事であると
唱えました。
しかし現代社会において、
どれか一つが大事というのは
時代遅れとなっており、
この5つの次元はすべて別次元として
存在し、それぞれに対して解決策を
見出していかなければならないのです。
次に仕事を生産的に行うためには
①分析をして
(仕事に必要な作業と手順と条件を知る)
②総合化して
(作業を集めて手順を編成する)
③管理して
(方向づけ、質と量、基準と例外を設ける)
④道具化する
必要があります。
そして何より「できること」から考える
のではなく「しなければならない」ことから
「できること」をそろえていかなければ
なりません。
これで楽しく働きながら生産的に仕事を
こなすことができるようになるはずです。
しかし、もう一つ考えることがあります。
人は労働とどう向き合うかということです。
言い換えると
人は強制的に労働をさせなければ
ならない存在なのか、そうでなく
自己実現のために自ら進んで労働
する存在なのか、という問題です。
強制的に仕事をさせるといういわゆる
飴と鞭理論はもはや時代遅れです。
馬鹿相手でも通用しません。
一つ先の考え方として、恐怖をあおる
心理操作を行い支配をされることを望む
状態を作り上げるというものが出てきました。
精神を支配して働かせようとするとは
肉体を支配して奴隷とすることとなんら
変わらない嫌悪すべき支配形態です。
では、どうすればよいのか?
人が仕事という重荷を背負うことと
向き合うことに必要なもの、それは、
「働きがい」
です。
「働きがい」とは
①生産的な仕事
②フィードバック情報
(自己の成果を知ることができる)
③継続的学習
(自らの専門知識を磨き上げる)
が揃うことで得ることができます。
これに加えて
働く人を社会の生産的な一員に
するという社会的仕組みがあると
(日本の終身雇用のように)
仕事と収入の保証がされ、
さら新しいことに挑戦しやすく
なりよりよい社会になります。
今日の話をぶっちゃけてまとめると
仕事をするために人は労働をするが
労働環境を5つの観点から整えて
仕事に働きがいを与えることで
楽しく生産的が実現できます、
ということです。
結局、人が組織から離れていくのって
働きがいがない=報われないって
いうことだと思うんですよね。
表向きの理由はいろいろありますが。
今回もまた深く考えさせられるお話
でした、が、翻訳が下手すぎて
読みにくいんだよっ!!!!
じゃ、また!!
読んで面白かったら星マークを押していただくか
ほかの人にもシェアしもらえると嬉しいです。
毎日11時半ごろ更新を目指していきますので
読者登録も併せてお願いします。