さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

目標設定の仕方がわからないときの考え方~マネジメント②~

おはようございます。

ほそやんです。

 

早速行きます。

ドラッガーのマネジメント2回目。

一回目は企業はは何か?でした。

二回目は目標とは何か?です。

 

以前のお世話になった上司に目標とは

「達成可能な数字より少し高めの期限付き数字」

と教えられ、今でもそうだと思っています。

本書ではどういう風に目標設定するかを書いています。

本書の言葉でいうと

事業の定義は目標として具現化しなければならない

となります。

 

〇目標設定とは

マーケティングの目標

イノベーションの目標

経営資源の目標

④生産性の目標

⑤社会的責任の目標

 

マーケティングの目標とは

集中の目標と市場地位の目標のことであり

何に集中して取り組むのか、と

市場において最大の地位を目指すのではなく

最適の地位を目指すためにどう取り組むかを

考えるということです。

独占を目指して最大をとることだけに集中

すると市場全体が縮小してしまうことって

よくあることです。

車のディーラーが一か所に固まってあることが

多いことを考えるとわかりやすいかと思います。

 

イノベーションの目標とは

我々の事業が何であるべきか?という問いに

対する答えを具体的な行動に移すための

目標です。

製品やサービスをイノベーションするのか

消費者の行動や価値観をイノベーションするのか

製品の提供の仕方をイノベーションするのか

この3つのどれを使って具体化するのかを

目標設定します。

 

経営資源の目標とは

 人・モノ・金をいかに獲得するかという

目標です。

特に良質な人材と資金がなければ企業は

永続できないのです。

産業全体としてでもいえることですが、

その衰退の最初の徴候は、

有能でやる気のある人間に訴えかける

魅力を失っていくことであることを

忘れてはいけません。

 

生産性の目標とは

人・モノ・金をどのように生産的なもの

していくかという目標です。

生産性の向上は各種の要因のバランスを

とるものであるため困難な仕事である

ことがおおいです。

例えばお金をかければいいものは

できますが効果になりすぎては意味が

なくなってしまいます。

 

社会的責任の目標とは

企業が社会と経済の中で果たすべき責任

をどう果たすかという目標です。

今日において社会と経済が

有用かつ生産的な仕事をしていると

認めなければその企業は存在を

許されなくなってきています。

社会性にかかわる目標は

単なる良き意図の表明ではなく

企業の戦略に組み込まなければ

ならないくらい大事なことです。

 

これら5つの目標を設定して初めて

「どれだけの利益が必要か」

との問いに取り組むこととなるのです。

これらの目標を達成するための費用が

必要となります。

言い換えると

利益は企業が目標を達成するために

必要なものであり、

目標達成できない企業が存続できない

のであるから利益は企業存続の条件と

なります。

 

これらの目標設定は

利益とのバランス、

近い将来と遠い将来のバランス、

ほかの目標とのバランス、

の3つのバランスをとる必要があります。

 

そして何より大事なことは

目標とは実行に移さなければ

ただの夢に過ぎないということです。

 

 

ざっくりまとめると

自分の事業はどんなことを市場に提供し

市場の中でどの位置を目指し

人・モノ・金を集めてどう使い

社会的貢献をするために

いくらの利益が必要となるか

を目標設定し、そして

それを具体的に行動に移していく

必要があるということです。

 

利益を上げろ、売り上げを上げろ、と

いうことは簡単ですが、それは結果であって

その過程をどうするのかを考えることを

大事にして行かないと正しい方向に進むのは

難しいということがよくわかる内容です。

 

余談ですが、

最大の地位ではなく最適の地位を目指すべき

という話は、最初に話した目標設定を教えて

くださった上司の方も同じようなことを

おっしゃってました。

「ライバルっていうのは必要なものなんだ。

ライバルがいるから俺たちは強くなれる。」

その時は、敵がいなければもっと楽に数字が

上げられるのにと思ってました。

複数の会社があるから

よりよい製品が生み出され

それに適合した社会構造が生み出され

その産業に適した国の政策がとられることが

わかったのは10年後のことでした・・・

小さな独占市場で安住するより、

ライバルが参入して市場自体が大きくなって

占有率が下がったとしても売り上げ利益自体は

大きくすることを選ぶべきです。

 

企業だけでなく人もそうかもしれませんね。

あなたにはライバルがいますか?

 

じゃ、また!!

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