さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

曜日について

ほそやんです。

 

ちょっと今日はいつもと志向を変えます。

 

各曜日の呼び方を英語と日本語で直訳できるものと

できないものがあることについて少し調べたので

その結果を備忘録として。

例えば日曜日だとSUNDAYで太陽の日で直訳OKです。

じゃ、火曜日。TUESDAY。ふわいじゃぱにーずぴーぷる???

ネタが古いですね、ごめんなさい。

 

もともと紀元前二世紀ごろに今のイラクの辺にいたシュメール人

月の満ち欠けがだいたい七日ごとに膨らんだりしぼんだりすることに

気付いて一週間という概念が生まれました。

同時にほかの星たちと明らかに違う動きをする星が7個あることに

にも気づいていたのでこれらが時を支配していると考えました。

この7個の星を地球から近いと思った順に次のように名前を付けました。

 

それが

月(Moon)

水星(Mercury)

金星(Venus)

太陽(Sun)

火星(Mars)

木星(Jupiter)

土星(Saturn)の順です。

 

そのまんま曜日にしてくれればいいのにそうは問屋が卸しません。

それぞれの星が1時間ごとに入れ替わって支配していてなおかつ

その日の最初の1時間を担当している星がその一日を支配してると考えました。

(1日が24時間はすでに発明されていたようです)

24÷7=3あまり3

なので3つ飛ばしでその一日の支配する星が決まります。

月はじまりだとすると3つ挟んで火星、つぎは水星、つぎは木星

つぎは金星、つぎが土星、最後に太陽。これで月火水木金土日が完成。

 

そうなんです、日本語の曜日はこの紀元前の発明のとおりの

曜日の呼び方をしているんです。

「ほわい」なのは「じゃぱにーず」じゃなくて

「いんぐりっしゅ」のほうなのです。

ちなみに中国を通じてこの曜日の呼び方は平安時代

空海がもたらしたようです。

さすがスーパーマン空海さん、なんでも起源は空海さんにしておけば

だいたい間違いがありません。

 

イラクから西に向かって中国、日本へと伝わったのと同様に

東に向かってヨーロッパにもこの曜日というものが伝わりました。

その時に勝手に「支配する惑星」を「自分たちの神様」に

置き換えたからややこしくなったんです。

 

ラテン語の惑星の名前の由来はギリシャ神話にあります。

例えば火星のMarsは軍神を表していて

英語ではマーズ、

ラテン語ローマ神話)ではマルス

ギリシャ語(神話)ではアレスと呼びます。

そして北欧神話の軍神はテュール(Tiu)というので

tiwsdayになりこれが変形して(なぜ!?)Tuesdayとなりました。

 

じゃ、水曜日は?

英語ではマーキュリー、ローマ神話ではメルクリウスですが、

この神様は北欧神話ではWoden(ウォーデン)のことを指すので

Woden’s dayになりこれが変形して(なぜ!?)wednesdayとなりました。

 

じゃ、木曜日。

ジュピターはローマ神話では最高神であるゼウスのことを指します。

(ちなみにラテン語ならユピテル

ユピテルサンダーってなんかゲームの技にあったなぁ)

ゼウスは雷を扱う神様だったので、北欧神話で雷を扱う神様といえば

皆様ご存じ(!?)Thor(トール)です。

トールハンマーのトールです。

で、Thor’s dayになりこれが変形して(なぜ!?)Thursdayとなりました。

 

じゃ、金曜日。

ヴィーナスは愛と美の女神、

ラテン語だとウェヌスギリシャ語だとアフロディテ

北欧神話だと愛と美の女神はFreya(フレイヤ)なので

Freya’dayなりこれが変形して(なぜ!?)Fridayとなりました。

 

なぜか月曜と日曜は入れ替わらなかったのでわかりやすいまんまです。

土曜日は英語では農耕の神様サターン、ギリシャ神話ではクロノス、

ローマ神話ではサトゥルヌスといいます。

ゴヤという画家が描いたサトゥルヌスはマジホラーもんなので

検索しない方がいいと思います。

スペインへ行ったときに何も知らずに見てしまって衝撃を受けました。

あの能天気そうな気候の国からダリとかガウディとか負のオーラが

はち切れそうな作品を生み出す人がなぜ生まれるのか謎です。

 

いやぁ、ややこややこしや。

勝手に置き換えるのやめてほしいです。

中学生のころ火曜日と木曜日の英語がよくこんがらがってました。

なんか水曜はWATERの語感で金曜はFIREの語感で違和感ないんですが。

 

曜日やったら次は月をやらなきゃですよね。そのうちに。

 

じゃまた。