さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

おはようございます。

ほそやんです。

 

GAFAだ、BATISだ、とIT業界って一番伸びている

業界ゆえに優秀な人がそこに集まってますよね。

GAFAはもう一般名詞化していると思うのですが

(BATISは中国版GAFAです。

バイドゥ、アリババ、テンセント、アイフライテック、センスタイム

前の3つは孫正義さんがらみの話だったり、ゲーム業界のはなしなんかで

比較的日本でも知名度があると思うのですが

後の二つは日本だとあまり知られてませんよね。)

 

そんな優秀な人がたくさん集まるIT業界の中でGAFAの業界で

こんなすげー人がいたんだよっていう本がこれです。

 

先に言いますけど、メッチャ読みにくいです。

しかも俺たちの業界ってスゲーんだぜ、

おれはあんな有名な経営者と仲がいいんだぜっていう

自慢臭い話がめっちゃ多くて鼻につきます。

 

面白い本って多少長くてもどんどん読み進めて

いけるもんなんですが、この本は時間がかかった・・・

翻訳独特の読みにくさに加えて、

やたらめったら登場人物がでてくるし、

そこかしらに自慢臭が充満してるし。

 

それでも紹介したくなるくらいいい話がたくさんあるんです。

一言でいうと、アメフトコーチとして大成しきれなかった

ビル・キャンベルという人がIT業界のいろんな経営者の

コーチとして大成功をしたという話です。

 

なぜ、コーチとして必要とされたのか、という実例を挙げる

形でお話が進んでいきます。

ビル・キャンベルがやったことというのは

心理的安全性」

「明瞭さ」

「意味」

「信頼関係」

「影響力」

をチームに対して育むということです。

 

経営者としてどうするべきかという話はたくさんありますが

チームをサポートするためにどうすればいいのかという

話は新鮮でおもしろかったです。

なかでも心理的安全性の話が面白く、

こういう人が組織に一人でもいてくれると

その組織は伸びるだろうなぁと思いました。

 

新しいことを始めると失敗はつきものです。

そんな時に大丈夫だって言ってくれる人がいるだけで

どれだけありがたいか。

こんな人がいたらいいなぁと思っても仕方ないので

自分がこんな風になれるようになっていきたいですよね。

 

もう一つ、この本で

「人あたりの悪いギバー」という言葉が印象的でした。

(ギバー、テイカー、マッチャーの話はまたいつかします。

ギバー(GIVER)っていうのは文字通り

「与える人」っていう意味です。

悪くなれば「パシリ」になるし、

よくなれば「神父さん」になります。)

 

「親身になりつつ厳しく挑戦を促す」

「高い基準と期待を示し、それに到達するように励ましを与える」

「内心は心から相手のことを思っている・・・誰も聞きたくないが

誰もが聞く必要のある批判的なフィードバックを与える」

これが本書の言う「人当たりの悪いギバー」です。

コーチとして出だけでなく、子供の教育や、リーダー論にも

つながるいい人物像だと思います。

私もこんな風になりたい!!

 

読みにくい本ですが、気になるワードだけでも流し読みする

価値のある本だと思います。

 

じゃ、また!!