さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

チーズはどこに消えた?

おはようございます。

ほそやんです。

 

年賀状って出してます?

私は今年の干支はねずみということで、

チーズが食いちぎられている年賀状を出しました。

そこで、いろいろ今更なんですが、

チーズはどこへ消えた?

という本のお話を。

 

チーズはどこへ消えた?

チーズはどこへ消えた?

 

 2000年に発売された古い本なんですが

いまでも読む価値おある本です。

すごく薄くてすぐに読み切れます。

 

わかりやすく一言でまとめると

「変化に対応していかないとだめだ」

って話です。

 

本能で生きているネズミ2匹(スニッフとスカリー)と

理屈で生きている人間二人(ヘムとホー)が

チーズの山でぬくぬくと暮らしていたのに

ある日突然のチーズの山がなくなったときに

それぞれどのように対応したのかという

おとぎ話を同窓会で話し合うという形で

お話が進みます。

 

海外の方が書かれた本(翻訳された本)独特の

日本人にはあまり理解できない言い回しが

あったりするので話がすっと入ってきにくい

部分もありますが、非常に面白いです。

 

おとぎ話パートと同窓会パートがあるので

余計と読みにくい部分があります。

また、おとぎ話パートの登場人物の名前が

そのキャラクターを表しているのですが

日本人にはあまり直感的ではないので

英語で読める人より理解しにくい部分があります。

最後にちゃんと書いてくれているので最後から

読むのもありかもです。

 

内容ですが、チーズがある日突然なくなったときに

ネズミたちはあまり深く考えることもなく

ないならあるころを探せばいいんだ、と

迷路の奥へどんどん踏み込んでいきます。

一方の人間はというと、まず

チーズがなくなったことに憤慨します。

今まであったんだから我々にはチーズを食べる権利があるはずだ。

一見すると権利なんかもともとないし、

怒ったって仕方ないのにねぇって思ってしまいますが、

よく考えると自分もそういう場面に

心当たりある人がほとんどじゃないかなぁと思います。

 

次に、迷路の奥へ行くことが怖くてそこでじっと待ちます。

いつかまたチーズがでてくるんじゃなかって。

一見すると、出てくるわけないじゃんって思ってしまいますが

よく考えると(以下略

 

そうなんです。

自分の無能さをおとぎ話にすることで

目の前に突き付けられるお話なんです。

 

自分も仕事で行き詰っていた時に同じことをしていました。

俺のせいちゃうのになんでできひんくなんねん、と憤慨し

いつかじっと待っていれば状況が好転するはずだと

じっと時を待つという選択肢を取ってしまいました。

やらなきゃダメなことは自分で次の一歩を踏み出すと

いうことだったんだと思います。

 

未知の世界はだれしも怖いです。

でもその先に素晴らしい可能性がまっているんだ

ってことを教えてくれる本です。

 

行き詰っていたり、

新しい世界へ飛び込むことを恐れているひとには

ぜひ読んでほしい本です。

ほんとにすぐ読み切れます。