さがしもの

日々思ったことを書いていきます。

クイズ決算書!

おはようございます。

ほそやんです。

 

前々回に会計についての本を紹介しましたが、
k-hosoyan.hatenablog.com

どうも消化不良気味だったので

もう1冊、似たようなのを読んでみました。

 

 

会計がわかり、決算書が読めるようになれば、

その会社がどういう特徴があって

どういう方向に進もうとしているのか、

が分かるようになります。

 

これをクイズ形式でやってみよう

というのがこの本です。

クイズ形式になっていることで

無味乾燥な数字の羅列に見えるものを、

楽しみながら読み解くことができます。

 

貸借対照表(BS)

損益計算書(PL)

キャッシュフロー計算書(CS)

この3つの財務に関する表を元に

その企業がどういう収益モデルをしているのか

どこで儲けているのかの解説が秀逸で

一気に楽しく読んでしまいました。

 

例えば、

ユニクロを運営するファーストリテイリング

ZARAを運営するインデックスと

しまらーを生み出したしまむらの収益モデルの違いは

皆さん、分かるでしょうか?

 

ユニクロZARAはSPAと言われる

生産から販売まで一貫して行う企業なのに対して、

しまむらはメーカーで製造されたものを

仕入れてきて販売する企業です。

そのため前者の2社より

原価がかかってしまいその分、

利益率は2社より取りづらくなっています。

 

では同じSPAであるユニクロZARAの違いが

どこにあるのかと言うと

定番商品を揃えるか、流行品を揃えるか、

にあります。

確かにユニクロへ行く時は

ヒートテックのあれが欲しい!

と思っていきますが、

ZARAへ行く時は

なんかいいのないかなぁって

フラ〜っと立ち寄ります。

 

この違いが原価の違いとなります。

売れ筋だけ用意して売り切ればおしまい、

なのに対して定番商品はある程度

在庫を持つ必要があるため、

どうしても原価がかさみやすくなります。

確かにユニクロって同じ商品が

山のように積んでありますよね。

 

つまり三社を比較すると原価率が一番高いのがしまむら

一番低いのがZARAであると言えます。

こういったことをクイズ形式で

損益計算書から読み解いて行くのがこの本です。

 

この本の中の問題の結果を見て

思わずうなってしまったのは

AEONの収益モデルです。

この本に書かれているAEONの収益モデルを知ったら

多くの人がそういうことやったんかーって思うはずです。

なんだろ?って思った人は

ぜひ本を手に取って見てください。

 

自分の会社やライバル会社の違いを

読み解くための手段として

会計報告書を読めるようになるのは

大事なことですので

その一助となる本です。

 

じゃ、また!!

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